「学芸員はがん」?山本幸三地方創生担当相が発言

 山本幸三地方創生担当相は4月16日、観光を生かした地方創生に関連して、「観光マインドが全くない」として学芸員を「がん」呼ばわりして一掃すべきと批判する発言をおこなった。

「学芸員はがん」=山本担当相が発言(時事通信 2017年4月16日)

 山本幸三地方創生担当相は16日、大津市内で講演後、観光を生かした地方創生に関する質疑の中で「一番のがんは文化学芸員と言われる人たちだ。観光マインドが全くない。一掃しなければ駄目だ」と述べ、博物館などで働く専門職員である学芸員を批判した。
 山本氏は質疑の後、記者団に「(学芸員を)全部首にしろというのは言い過ぎだが、(観光マインドを)理解していなかったら代わってもらうという気持ちでやらないとできない」と釈明した。(2017/04/16-19:18)

 博物館などでの資料収集や関連分野での研究分析・一般への教育や啓発に携わる学芸員の専門性を低く扱った発言であることは確かであろう。

 「観光マインド」が何を指すのかは必ずしも明らかではないが、短期的に集客力や経済的な利益を作るコンテンツだけが観光だと狭く考えているのだろうか、博物館などを単なる集客施設と狭くとらえているのだろうか、とも受け取れる。

 集客力や経済的な利益そのものを全否定するものではない。しかしそれは、単に短期的な商業的な仕掛けだけではなく、文化財産の地道な収集保存など地道な下支えがあってこそはないかと考えられる。

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