藤枝飛び降り自殺、いじめとの因果関係「不明」:市教委調査

 静岡県藤枝市立広幡中学校2年生の女子生徒2人が、いじめ被害を訴えるような遺書を残して藤枝市内の商業施設の立体駐車場から飛び降り自殺した問題(2009年8月30日発生)で、藤枝市教育委員会は9月28日、事件の調査結果を公表しました。


 1人の生徒について「学校での人間関係に悩みがあったようだ」としたものの、いじめの存在を明言せず、またと自殺との因果関係は認めていません。
 また同級生らからの聞き取り調査をおこなっていないことも明らかになりました。藤枝市教委は「自分の言葉が(自殺したとみられる2人の生徒を)傷つけてしまったのではないかと心配する生徒も出てくる」などとして、直接の調査を「大変危険なことと判断している」などという見解を示しました。
 この手の事件が起こったときの学校や教育委員会は、今回のように「配慮」を主張した対応をとることもあります。しかし実際には「配慮」を口実にして、真相を隠し風化させることをねらっているとしか思えません。
 「いじめはなかった」ということにしなければ都合が悪い、だから調査の結果いじめの動かぬ事実が出てきたら困る、したがって調査そのものをしない――そういう本音が透けて見えます。