女子バレーボール部顧問の暴行で転校に追い込む:島根

 島根県松江市の私立開星中学校で女子バレーボール部顧問を務めていた男性教諭(44)が2009年2月、部活動指導中に部員の1年生(当時)女子生徒を殴り打撲傷などを負わせていたことが、9月26日までにわかりました。


 被害にあった女子部員は身体的なけがのほかに精神的なショックも大きく、事件後転校したということです。
 教諭は事実関係を認め、「練習試合でコートの設営準備が不十分だったため、指導目的で叩いた」などとしています。
 この手の「指導」を口実にした暴行事件は、各地の学校で頻発しています。この事件に限らず、「指導」と称した暴行を受けた結果心身に傷を受け、不登校や退学などに追い込まれたり、けがの後遺症や精神的な後遺症に悩まされ続ける児童・生徒はあとをたちません。
 新聞報道されるものだけでも、毎週のように発生しています。報道されていないものも含めれば、この手の事件は毎日のように発生しているのではないかと推定されます。
 しかも「指導」を口実にすれば刑事事件として立件されることも極めてまれです。また学校や教育委員会からも処分を受けることも極めてまれです。
 それどころか、教師が「正当な行為をおこなった」かのように一方的に擁護され、加害者のはずの教師が「異常者に絡まれた被害者」かのように扱われたり、教師自身が「被害者」面することも珍しくありません。その結果、逆に被害者が「事件をでっちあげて嘘を吹聴している犯罪者」かのように中傷され、事件被害とあわせて何重にも傷つけられてしまうという事例もあとをたちません。
 被害者が心身に傷を負ったり不登校や退学などに追い込まれたりしても、「指導」と称すれば正当行為になってしまう、このようなふざけた話は決して許されるものではありません。
 いい加減、この手の「指導」と称した暴行は根絶されるべきです。またその手の事件を擁護するような風潮を徹底的に根絶し、また加害者には厳しい処分を加えていくことが求められます。