府立図書館業務の再検討示唆:大阪府知事

 橋下徹大阪府知事は9月24日の記者会見で、府立図書館の業務の再検討を示唆したということです。


 府立中央図書館に寄せられた相談のうち、安易な質問が寄せられているなどとして「府が費用をかけて行政サービスとして回答しないといけないのか」などと疑問を投げかけ、「どれくらいの人件費がかかっているかをオープンにし、府民に問わないといけない」などとしたということです。
 図書館資料についての相談や利用者の調べものに対する相談に応じることは、図書館法第3条により図書館業務の一環となっています。大阪府立図書館のウェブサイトによると「調査相談(レファレンスサービス) 身近な事柄や簡単な調べもの、さらに調査・研究に必要な資料の紹介などの質問にお応えします。」と紹介しています。
 一方で、読売新聞の報道で「安易な相談」として例示されているものでは、「日本人の好きな魚ベスト3は」「日本で初めてワインを作った都道府県は」などがあったということです。
 図書館としては、質問に原則として線引きせず、可能な範囲で応じているということです。
 新聞記事で紹介されている例は個人的には安易とまでは感じませんが、報じられていないだけで「無茶苦茶」と感じるような質問もあったのかもしれません。もっとも、質問が「安易」かどうかの線引き自体、不可能に近いと言ってもいいほど困難です。
 「安易」かどうかの線引きがそもそも困難なので、困難な線引きをおこなうという前提で人件費効果を問うのは、かなりの無理があるのではないかといえます。