原発避難いじめ、全国で約200件:文科省調査

 文部科学省は4月11日までに、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発事故で福島県から避難を余儀なくされた児童・生徒へのいじめが、全国で204件確認されたとする調査結果をまとめた。

 小中学生・高校生など計1万8000人が調査対象となった。2016年度に発生したいじめ件数は129件、2015年度までのいじめ件数は75件が確認された。

 いじめの内容としては、「福島へ帰れ」「放射能がうつるから来ないで」「お前らのせいで原発が爆発した」などの暴言や、暴力、遊興費をせびられるなどがあったという。

 一方でいじめの原因について「原発事故での避難」と明確に認定したものは、文科省の調査ではわずか13件にとどまった。

 被害者側の証言やマスコミ報道などでの事実関係の指摘を元に考えれば、避難との因果関係が強く疑われるという内容でも、学校や教育委員会が因果関係を認定しなかったケースは、これまで報道されたいじめ事件でも多数あった。

 いじめの状況把握が不十分ではないかという気もする。

(参考)
◎原発避難のいじめ 全国で204件 文部科学省調査(NHKニュース 2017/4/11)