誘拐事件:容疑者は学校で被害者の情報入手?

 北海道札幌市で、清掃会社社員を装った男(23)が男子中学生を車に乗せて数日間連れ回していたとして、未成年者誘拐容疑で9月16日に逮捕されました。


 報道によると、事件の経過について以下のように報じられています。

北海道新聞(web)『中3男子を連れ回す 誘拐容疑で男を逮捕 札幌』(2009/09/16 22:31、09/17 07:09 更新)
容疑者は12日午前、清掃会社の社員を装って男子生徒が通う中学校を来訪、男性教諭に「ごみステーションにたばこを捨てた少年がいる」などとうそを言い、在校生の写真を提示させたうえ、全く関係のないこの男子生徒を呼び出させた。
 同容疑者は生徒の自宅にも同行。その後、生徒は13日夜から行方がわからなくなり、祖母(75)が14日夕に同署に通報した。

 容疑者が学校に嘘を言って生徒の個人情報を入手し、その直後に生徒を連れ出したという経過のようです。
 一番悪いのは容疑者であることはいうまでもありませんが、わざわざ変質者に餌を与えるようなまねをした学校側の対応も問われます。
 変質者が児童・生徒に被害を与えるという事件も目立つもと(児童・生徒の安全を確保すべき教職員自身が変質者だった事件もいくつもありましたが、ここでは関係ないので触れないでおきます)、来訪者や児童・生徒の個人情報には過剰なほどに警戒する傾向が全国的に強まっています。その一方で、本物の変質者を見逃し思うままに振る舞わせたというのは、どういうことなのでしょうか。