天窓転落事故、校長らを書類送検:愛媛

 愛媛県伊予市立郡中小学校で2007年3月、屋上での授業中に当時6年生だった児童が天窓から転落し重傷を負った事故がありました。この事故について愛媛県警伊予署は9月11日、校長(61)・担任教諭(38)・施設管理責任者だった副参事(60)(肩書きはいずれも当時)の3人を業務上過失傷害容疑で松山地検に書類送検しました。


 事故は家庭科の授業の際に発生しました。調理実習をおこなったのち屋上に上がり、完成した料理を屋上で食べようとしていました。その際に1人の男子児童が天窓に乗り、ガラスが割れて校舎内に落下しました。児童は左大腿部骨折などの重傷を負い、約2年にわたって治療したということです。
 担任教諭は天窓の危険性を指導しなかったこと、校長は事故防止のための対策をとらずに漠然と屋上での授業を許可したこと、副参事は校舎点検を怠ったことが、それぞれ問われているということです。
 この事件と類似した事件は、2008年6月にも東京都杉並区立小学校で発生しています。東京の事件でも愛媛の事件と同様、授業の一環で屋上を使用していた際に、屋上の天窓のガラスが割れて児童が転落したというものでした。
 また天窓に限定しなくても、学校の校舎から児童・生徒が誤って転落する事故はあちこちで発生しています。同種の事件が各地で発生するということは、個別の問題というよりも構造的な問題なのかもしれません。
(参考)
◎伊予の郡中小・児童転落:当時の校長ら3人書類送検 /愛媛(毎日新聞 2009/9/12)