教育勅語を朝礼で朗唱「教育基本法に反しない限りは問題がない」:義家文科副大臣

 安倍内閣が3月31日に教育勅語を「憲法や教育基本法に反しない形で」活用することは差し障りないと解釈できるような答弁書を出し、その後道徳教育での活用は考えられるとする見解も示した問題。

 この問題について、4月7日の衆議院文部科学委員会と内閣委員会で取り上げられた。

 文部科学委員会では大平喜信衆議院議員(共産党)がこの問題を取り上げた。しかし松野博一文部科学大臣は、「教育勅語の内容は文科省検定済の教科書にも参考資料・教材として掲載されている」「個々の教育内容は学校の裁量」などと答弁した。

 内閣委員会では、泉健太衆議院議員(民進党)がこの問題を取り上げた。塚本幼稚園でおこなわれていた朝礼での教育勅語朗唱についても触れ、この幼稚園だけではなく一般的に、教育勅語を朝礼で朗唱することについてどう考えるかという質問に対して、義家弘介文部科学副大臣が「教育基本法に反しない限りは問題がない」と答弁した。

 政府側の見解は、「歴史教育の資料としては否定しない」と誰も問題にしていない論点にすり替えていることや、道徳教育での活用などについては「憲法・教育基本法に反しない限り」「個々の教育については学校の裁量」などという一般的な論点に矮小化し、教育勅語については明確に否定しない見解にとどまっている。

 これでは、教育勅語を悪用されるのではないかという懸念が強まることになる。教育勅語の朝礼での朗読ですら「教育基本法に反しない限りは問題がない」とすり替えて明確に否定しないようでは、余計にそのような不安が強まる。

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