福島県立高校いじめ自殺、第三者委員会がいじめとの因果関係認める

 福島県会津地方の福島県立高校に通っていた女子生徒が2015年9月に自殺した問題で、福島県の第三者委員会は3月28日、この生徒が所属していた部活動で生徒へのいじめがあり、自殺の一因となったとする報告書をまとめた。

 この自殺事案については、福島県教育委員会の第三者委員会が「いじめはあったが、自殺との直接的な因果関係は認定できない」とする報告書を2016年2月にまとめた。しかし遺族側からの再調査の要望を受け、再調査をおこなっていた。

 福島県会津地方の県立高校2年の女子生徒が2015年9月に自殺した問題で、福島県教育委員会は2月22日、「女子生徒へのいじめはあったが、自殺...

 報告書では、この女子生徒が所属していた吹奏楽部でで、先輩部員がこの生徒に対してだけきつい言葉で注意したことや、集団練習から一人だけ外したことなどを指摘し、そのことをいじめと認定した。

 学校側は学級担任がこのトラブルを把握し校内会議で議題にあがりながら、部活動顧問に一任していたなど、学校側の組織的対応が不十分だったことが指摘された。

 その上で、「学校の不適切な対応が自殺に追い込んだ大きな要因」と指摘した。

 いじめと自殺との因果関係が認められたことにはなる。この報告書の内容を検討し、同種事案・類似事案が発生した場合にどう役立てるかが重要になってくるのではないか。

(参考)
◎高校生自殺、いじめ原因=「学校対応も不適切」-福島県調査委(時事通信 2017/3/28)
◎福島女子高生自殺 部活動でのいじめとの因果関係を認定(毎日新聞 2017/3/29)

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