森友学園問題:大阪維新との強い関係?

 森友学園問題に関連して、同学園の籠池泰典理事長や経営陣と、大阪維新の会の間に、強い関係があることが指摘されている。

 ネットニュースサイト「リテラ」がまとめている。

左・橋下徹の「問題解決の授業」公式メールマガジンより/右・松井一郎オフィシャルホームページより  23日の森友学園・籠池泰典理事長の証人喚問では、安倍昭恵夫人へ&

 籠池氏は3月23日の証人喚問で、経営する塚本幼稚園のある淀川区選出だった元大阪府議・畠成章氏(故人)が小学校設置に協力したと言及した。

 畠氏は当時自民党所属だったが、2010年の大阪維新の会結成の際は陰で尽力したとされている。2011年の大阪府議選に出馬せずに引退したが、直前まで出馬するような対応をとりながら、実際は維新の候補者を事実上の後継者にして動いていたことも指摘された。

 畠氏は森友学園の幹事を務めるなど、学園とは先代が理事長の頃から長い関係があった。また畠氏と松井良夫元大阪府議(松井一郎大阪府知事の父親)とは懇意で、息子の松井一郎知事もかわいがっていたという。

 松井氏は「畠氏とは自民党時代の府議の先輩後輩の関係。認可申請前の2014年9月に亡くなっているので働きかけようがない」として、籠池氏の主張を否定した。

 しかし「リテラ」では松井氏の主張を「ごまかし」とみている。2011年には森友学園から、小学校設置認可の規制緩和の要望が大阪府におこなわれている。それを受けて翌2012年に規制緩和が実現した事実を指摘している。

 さらに、認可申請書類提出こそ畠氏が死去直後の2014年10月だが、2013年頃には水面下で、学園側が小学校設置認可申請をしたいという意向を大阪府に伝え、必要な書類や手続きなどについて担当者に問い合わせている。

 また「リテラ」によると、ワイドショー番組で畠氏の当時の秘書が証言したとして、その内容を紹介している。

「(2011年の大阪)W選挙のときですね。そのときに畠先生と籠池先生が、橋下さん、松井さんの応援をしていた」
「(畠氏は)松井知事の父とも友人で非常に仲が良く、息子の松井知事を可愛がっていた」
「松井府知事の後ろで(畠氏と籠池氏が)一緒に練り歩いていた」

 さらに籠池氏の長男は週刊誌取材に応じて、「2011年に畠氏の後継で維新から大阪府議選に出馬しないかという話があったが、辞退した」ということに触れている。このことは畠氏の元秘書も認めたという。

 「リテラ」では、以下のように指摘している。

 実際、本サイトでもお伝えしてきたとおり、維新と籠池理事長の“接点”は腐るほどある。籠池理事長が維新所属の中川隆弘大阪府議に小学校認可の協力を要請していたこと。過去に塚本幼稚園が隣接する公園を巡った住民トラブルで維新所属の大阪市議2名が籠池理事長に加担して、地域住民が求める公園の緑地化の工事を中止させたこと。母親が「橋下徹後援会」の元会長で、父が塚本幼稚園のPTA会長から口利きの依頼をされ、息子は橋下氏の元私設秘書で次期衆院選で維新からの出馬が内定している奥下一家の存在……。

 そして、一昨日の証人喚問でも、籠池理事長は国有地購入などについて協力を依頼したとして、維新の東徹参院議員を名指し。その後、東議員は会見を開き、府に対する働きかけこそ否定したものの、府議時代の5年前に籠池理事長から直接、小学校設置の規制について相談を受けたことを認めた。

 少しずつではあるが、籠池氏と維新とのつながり・人脈が見えてきたような形にもなっている。

 自己資金もない、土地も確保していない、普通に考えれば私学審議会で小学校新設認可申請は通らないと思われる案件ではある。しかし実際には、委員からは危惧する声が強かったにもかかわらず、また大阪府私学課の担当者が国と土地の確約を水面下で交渉してまで、条件付きとはいえども「認可適当」答申が出された。

 大阪府の答申によって、国の土地問題が具体的に動き出したことにもなる。

 こういう不思議な現象には、何らかの意図に基づく大きな力が働いていたと推測するのが自然ではないか。その意図や力が何か、徹底的に究明しなければならない。

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