原発事故避難いじめ、同級生の保護者もいじめに加勢:千葉

 東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から千葉市に避難した女子生徒が2011年、転入先の小学校でいじめを受け、また生徒本人や父親が同級生の保護者から原発事故に関連して差別的な暴言を吐かれる嫌がらせも受けていたことがわかった。

 被害者側が3月25日までに、マスコミ取材に応じて証言した。

 報道によると、被害に遭った生徒は現在高校生。2011年の事故直後に千葉市に避難し、避難先の小学校に転入した。当時小学校6年だった。

 直後から約半年にわたり、同級生から「福島の人と一緒の学校は嫌だ」「被ばく者と同じ意見だと嫌だ」などと暴言を繰り返し受けるなどのいじめを受けたという。

 2011年秋、生徒は学校行事の際、同級生の母親からたばこの煙を吹きかけられて「福島に帰れよ」などと暴言を受けた。

 父親は、同じ学校に転入したこの生徒の弟(当時3年生)の授業参観を見学した際、弟が授業中に発言すると、別の保護者が「福島に帰れ。何しに来たんだ」などと親子に対して暴言ヤジを飛ばしたことも明らかにした。担任教諭はヤジに対応せずに授業を進めた。

 一家は翌年に転校を余儀なくされた。

 証言通りだとすれば、卑劣極まりない。しかも大人が率先していじめに加担している、明らかに震災・原発事故をネタにして差別している、学校・地域ぐるみでいじめ・差別をおこなっているというという、とんでもない行為である。

(参考)
◎「福島帰れ」とたばこの煙、千葉 原発避難の女子生徒(共同通信 2017/3/25)
◎「福島に帰れ」担任は無視 原発避難いじめ、生徒の体験(朝日新聞 2017/3/25)