大阪維新の会大阪府議が保育所開設を妨害か

 大阪維新の会・徳村聡大阪府議(大阪市鶴見区選出)が、鶴見区内の保育所の開設を妨害したのではないかとする指摘が、3月16日の毎日放送「VOICE」で放送された。

 徳村府議は知人の医師への暴行傷害事件を起こしたとして書類送検され、問題になっている。事件の背景を追うなかで、保育所開設妨害疑惑も浮かび上がったという。

 暴行事件は2017年1月に発生した。医師会の会合に来賓として呼ばれた徳村府議が、席上でその知人医師を罵倒したうえ、肩を突くなどしてケガをさせたとされるものである。

 「VOICE」によると、暴行事件に至る前の経緯に、保育所開設妨害につながるような内容があったとされる。

 徳村府議は妻とともに薬局を経営している。知人医師が鶴見区内の賃貸ビルの1階スペースに医院を移転する際、医院に自分たちの薬局を併設するよう知人医師に持ちかけ、ビルの隣の部屋に薬局を開設した。しかし経過を不審に感じた知人医師は、医院で出す薬を院内処方に切り替えた。そのことを不満に思った徳村府議は、薬剤卸売会社の担当者が何か入れ知恵をしたのかと思い込んでその担当者を恫喝した上、知人医師への暴行に至った。

 さらに問題の薬局が入居した部屋では、民間保育所を開設する予定がほぼ内定していた。その保育所の運営法人は徳村府議の親族が経営し、徳村府議自身もかつて運営にかかわっていたものだが、徳村府議は保育所運営法人の「内部事情」をビルのオーナーに話し、オーナーは保育所への賃貸を断念することになった。結果的に保育所の運営法人は、物件の都合がつかないとして開設断念に追い込まれた。

 運営法人の関係者は取材に対して「あの場所で開設したいと強く希望していたのに、徳村府議がそのようなことをしたとは知らなかった」と話していた。一方で徳村府議は「ビルのオーナーがテナントの入居を判断した」としている。

 自分の商売の儲けのためなら、現在は離れているとはいえどもかつて自分が関わっていた事業や、親族すら蹴落とすというのもすさまじい。それだけでなく、待機児童問題で保育所不足が深刻になっているもとで、保育所の開設を妨害するというのだから、とんでもないことではないか。