塚本幼稚園PTA会計への疑問伝えたら報復で退園:森友学園を提訴

 大阪市淀川区の塚本幼稚園でPTA会計への疑問を伝えたら嫌がらせをされて退園させられたなどとして、同園に子どもを通わせていた元保護者が3月13日、約170万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。

 保護者は2016年3月、PTA会計への疑問を持って説明と改善を求め、もし改善されない場合は次年度のPTAの入会はできないと伝えた。

 年度をまたいだ2016年4月になり、副園長から「明細の開示はしない、信用してもらうしかない。PTA入会しないのなら退園してもらう」と連絡があった。

 大阪府私学課に相談したが、その後副園長は「業は自分で作るもの」などと意図不明の内容を書き連ねた上で、「大阪府庁にTELしたらあかん」とする手紙を送りつけた上、4月末での退園を通告されたという。

 保護者は別の幼稚園に転園させたが、大阪市の私立幼稚園就園奨励費補助制度について、新しい園から「前の幼稚園の用紙も必要」と指示されて塚本幼稚園に連絡したところ、用紙の発行を拒否されたという。

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 「PTAに入会しなければ退園になるという規約や事前説明はなかった。不当な手続き」「補助金も補填されるべき」といったことを提訴理由としている。

 森友学園をめぐる問題は多岐にわたるが、不適切と思われるような教育活動や保護者への対応も重大な問題点となっている。PTA会計への疑問を伝えたことへの報復での嫌がらせとも受け取れる。

 この問題についても、事実解明の上での早期解決が願われる。

(参考)
◎強制的に退園と森友学園を提訴(NHKニュース 2017/3/13)
◎森友学園 元園児保護者らが提訴へ PTA入会拒否で退園(毎日新聞 2017/3/13)