大阪市北部児相新設、東淀川区の旧小学校分校跡地に

 大阪市は、新設の児童相談所「大阪市北部こども相談センター」の候補地について、旧・大阪市立西淡路小学校分校跡地(東淀川区、約1800平方メートル)に設置する方針を固めた。

 大阪市では従来全市1ヶ所だった児童相談所について、市内の北部と南部にそれぞれ増設の計画を立てていた。南部については2016年度に開設していた。

 一方で、市内北部の7行政区を管轄する児童相談所については、一度北区のタワーマンション内に併設する計画がごり押しされていた。しかし「自然光が入らない、動線からは相談者と入居者が顔を合わせる可能性もあって相談者のプライバシーが守れないなど、収容される子どもにとっても環境がよくない」「別の場所に子どもの生活環境としてもより条件のいい場所があるし、改装費も安くつく」などと指摘され、最終的には計画が撤回された。

 大阪市北部の児童相談所増設問題で、吉村洋文大阪市長は12月19日、設置候補地としてあげていた北区の分譲マンションで区分所有者へのアンケートを実施したところ、住民からの反対が圧倒的に多く、児童相談所の設置や設置に必要な改装への同意が得られな

 北部こども相談センターは、2020年度の開設を目指すとしている。阪急淡路駅からも近く、地元自治会などからの了解は得られているとしている。

 旧校舎は耐震基準を満たしていないために解体し、建物を建て直すとしている。総工費は14億円~15億円の見込みだという。

 問題点が指摘されているのに大阪市が「マンション児相」にこだわったうえ、反対住民はエゴかのように中傷されるなどのおかしな扱いもされるなどがあり、計画が遅れていた。遅まきながら、一歩進み出すことにはなる。一方で、不要に遅らせた市政の問題は、検証される必要があるだろう。

(参考)
◎児童相談所を旧小学校分校に タワーマン内設置を断念 大阪市(産経新聞 2017/3/3)

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