塚本幼稚園、隣接の公園をグラウンド代わりに使用:公園緑化計画に維新市議が抗議 2012年

 森友学園が運営する塚本幼稚園(大阪市淀川区)に隣接する公園について、2012年に近隣住民の要望を受けて大阪市が公園緑化を計画したところ、幼稚園側が維新大阪市議2人とともに反対し、計画を撤回させていたことがわかった。

 3月9日の大阪市会の委員会の質疑で、市が認めた。

 塚本幼稚園に隣接する街区公園「新北野公園」では2008年以降、塚本幼稚園の体育の授業として、公園のグラウンド部分でラグビーなど球技をおこなっていた。幼稚園側は独占的に公園を占拠し、地域住民から苦情が寄せられてトラブルになっていた。

 大阪市の公園条例では他人に危害を及ぼす恐れがあるボール遊びなどは禁止で、また使用許可も必要だったが無許可だったという。

 地域住民は2010年、大阪市に対して、公園に花壇や植樹を設置する緑化を要望した。大々的に球技ができないようにする目的もあったという。

 しかし、大阪市が工事について近隣に周知した2012年2月、塚本幼稚園から市に工事を中止するよう求める抗議があった。翌日、十三公園事務所担当者が塚本幼稚園を訪問し、籠池理事長に面会して説明をおこなった。

 その際、村上栄二大阪市議(当時。東淀川区選出)と市位謙太市議(淀川区選出)の2人の維新市議が途中から同席したという。

 村上氏は当時の様子を自らのブログに記載していた。ブログではこの日のできごとを「メチャクチャ怒りました」「完全に嫌がらせに加担してるやんけ」などと口を極めて罵っていた。

 さらには「担当所長の顔と名前を一致させに来た」「俺は絶対に許さんぞ」「強行したら絶対にお前ら潰すからな」「文教経済委員会で名指しでお前らを質疑で出すからな」などと担当者を恫喝したことも、自ら記している。

- 2012年2月24日 23:30 - ウェブ魚拓

 村上ブログのひどい記述は2012年当時からインターネット上では問題になっていたが、村上氏はのちに削除した様子である。

 村上・市位両市議らの強い抗議を受け、市は当初計画を一部撤回し、花壇は断念し、植樹のみ実施した。5年たった2017年になり、住民の合意が得られたとして、2017年3月中にも花壇を設置する工事に取りかかるという。

 維新議員と塚本幼稚園・森友学園とのつながりが、改めて浮かび上がった形にもなっている。村上栄二氏は市議時代、塚本幼稚園を何度も訪問している。自分に近い議員らと一緒に訪問している形跡もある。これは村上氏のブログにも記されている。

 市位市議は、2012年の件については「自分の選挙区だから村上氏に同席した」などとしている。

 いずれにしても、村上・市位両市議の行動が、結果的に幼稚園の意向を受けて大阪市に圧力をかけている形になっている。塚本幼稚園側の行動は「子どもの遊び場」などそういう一般的な話ではなく、地域住民の迷惑になる形で占拠していたことになり、市議がそういうよろしくないことに加勢していることになっている。こういうことがまかり通っていいのだろうか。

(参考)
◎維新市議ら反対で大阪市が緑地化撤回 森友運営幼稚園が利用の公園 議会で言及(産経新聞 2017/3/9)