森友学園系列保育所、園長が保護者に嫌がらせ:週刊誌が報じる

 森友学園の系列保育所で、保育所の籠池諄子園長(籠池泰典・森友学園理事長の妻、塚本幼稚園副園長を兼務)が保護者へ嫌がらせをおこなっていた問題が、週刊誌で指摘されている。

 森友学園系列の社会福祉法人肇国舎が運営する「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)。

 保育園での虐待や保護者への嫌がらせについては、以前にも「日刊ゲンダイ」で報じられていた。

 森友学園の問題に関連して、系列の社会福祉法人が運営する保育所「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)でも、虐待や保護者への不適切発言があった...

 「女性セブン」2017年3月16日号『森友学園運営の保育園 退園した保護者の勤務先に苦情入れる』が、「ゲンダイ」で報じられた内容とは別の嫌がらせを報じている。

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 「女性セブン」では、2015年に2歳児をこの保育所に預けた母親の証言で構成されている。

 大阪市では、保育園の標準保育時間は朝7時半から18時半となっている。しかし高等森友学園保育園では朝8時から16時半までしか預かってくれないことが入園後にわかった。

 母親は小学校教員だという。勤務の関係で標準時間での預かりを希望したところ即座に断られた上、園長から「預かる預からない以前の問題」として、女性は働かずに家庭を守れというような手紙が届いた。

 母親は園との交渉を続けたが、状況は好転しなかった。また区役所にも相談したが転園を勧められるだけだったという。園長からはさらに「朝ごはんも夜ごはんも自分で作らないで、人の子に何を教えられるのでしょうか」「わがままやめなさい」と恫喝・罵倒するような手紙が届いた。

 母親は恐怖感を感じて退園・転園を決意した。しかし退園後に園長は、母親が勤務する小学校に「先生に苦情があります。電話に出てください」と母親を名指しして繰り返し電話をかけた。母親は園長からの嫌がらせで体調を崩し休職を余儀なくされているという。

 記事は、上記のような流れになっている。読んでいてぞっとした。

 そもそも、このような主義の人物が、なぜ自らの主義主張と相容れないはずの保育所を運営しているのか。

 この園長は、塚本幼稚園副園長としても同様の被害訴えが複数の保護者から寄せられているが、対立した保護者に対して執拗な嫌がらせを繰り返すのも異様である。

 大阪市の対応も不審である。転園を勧める「自衛策」「自己責任」だけで解決する問題なのか。大阪市でも待機児童問題は深刻で、保育所を「選べる」ような状況ではない。また保育所は子どもにとって生活や成長の場でもあり、預かってもらえばそれでいいというようなものではない。保育行政として、もっと根本的なところにメスを入れなければならないのではないか。

 もっとも大阪市は維新政治のもと、「民間でできることは民間で」として、公立保育所の民営化なども掲げてきた。その代わりに私立保育所への補助制度を上乗せした形になったが、結局はこのような悪質な保育園を野放しにし、悪質施設の経営者がいい思いをすることにもつながってしまうのではないのか。

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