八尾市「ファミサポ」死亡事故、和解成立:大阪

 大阪府八尾市の「ファミリーサポート(ファミサポ)」事業を利用して生後5ヶ月の子どもを事業協力者に預けたが心肺停止状態になり3年後に死亡した事故をめぐり、「うつぶせ寝が原因」などとして両親が協力者の女性を相手取り起こしていた民事訴訟で、大阪地裁で3月3日に和解が成立した。

 協力者の女性が謝罪し、和解金4000万円を支払うなどの内容だという。

 八尾市の「ファミサポ」事業では、市が賛助会員(事業協力者)を募集し、子どもの一時保育を賛助会員に仲介している。

 当時八尾市に住んでいた両親は2010年11月、母親の通院のために子どもの保育の必要が生じたとして、ファミサポを通じて紹介された賛助会員の女性宅に子どもを預けた。しかし児童は約1時間後に意識不明の状態で発見された。うつぶせ寝が原因とみられている。児童は病院に搬送されたが、脳死状態と診断されたのち、約3年後の2013年10月に死亡した。

 賛助会員の責任が認められた形での和解は、一つの区切りではあろう。その一方で失われた命が戻ってくるわけではないという現実もある。

 ファミサポ事業の仕組みについても、厚生労働省の事業なのに具体的な運営は自治体に丸投げされていること、八尾市は個人間の問題かのように扱い市としての対応には消極的だったことなど、課題も指摘されている。事故やトラブルを防ぐためにも、できる対応は積極的にとっていかなければならない。

(参考)
◎預けた乳児が死亡 和解成立(NHKニュース 2017/3/3)

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