日教組教研集会拒否:ホテルに賠償命令

 2008年2月に予定されていた日本教職員組合の教育研究全国集会について、グランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)が、一度は集会会場や参加者の宿泊先として申し込みを受け付けたにもかかわらず、後日になって「右翼の妨害の恐れ」などを理由に申し込みを取り消した問題がありました。

 この問題で日教組がホテル側に損害賠償や謝罪広告掲載を求めた訴訟で、東京地裁は7月28日、日教組の主張を全面的に認め、損害賠償金総額約2億9300万円と全国紙5紙への謝罪広告の掲載を命じました。
 日教組は訴訟に先立ち、会場使用を求めて仮処分申請をおこなっていました。仮処分は2008年1月に認められましたが、ホテル側は仮処分命令に従わず、結局会場で予定されていた全体会は中止となりました。
 教育研究集会は平穏な集会であり、集会自身が暴力活動や周囲に迷惑をかける活動だというわけではありません。妨害があったとしても妨害する側に全面的に非があり、日教組自身には何の責任もありません。裁判の結果は当然だといえます。