塚本幼稚園・森友学園、政治家の過去の講演 (3)

 「教育再生・地方議員百人と市民の会」(百人の会)ウェブサイトによると、2008年7月12日に塚本幼稚園で第10回定期総会がおこなわれている。

百人の会総会

百人の会ウェブより

 「百人の会」がウェブサイト上に残している資料によると、この日の定期総会では、「会」顧問でもある鴻池祥肇参議院議員の基調講演ののち、辻淳子大阪市議(現・大阪維新の会)の進行で、神谷宗幣吹田市議(当時)・山下亜緯子柏原市議と「若いお母さん数名」が鴻池氏に質問するパネルディスカッションをおこなったという。

 「百人の会」定期総会では、塚本幼稚園は単に会場を貸し出しただけという関係にとどまらなかった様子。籠池泰典園長・森友学園理事長のあいさつもあり、また「若いお母さん」は塚本幼稚園の保護者だった様子である。資料には「今回は籠池氏のご協力で塚本幼稚園で。園児のお母さんにと〈ママ〉ごいっしょに」とも記されている。

 「百人の会」は、極右思想に基づいた「教育再生」を掲げる団体で、大阪維新の会所属の辻淳子大阪市議が理事長をつとめる。また、朝鮮学校襲撃事件などにも関与した極右レイシストが事務局として関わっている。

 大阪維新の会は2012年5月、「親学」をベースにした「家庭教育条例」案を検討し、辻市議が検討チームの中心になっていると指摘され、世論の強い批判を浴びて条例検討を事実上撤回した経緯がある。「親学」は極右的な「教育論」の形態の一つで、「発達障害は幼児期の愛着不足」などと根拠のないことを唱えるなどし、問題になっている。