原発事故避難生徒に「放射能」と暴言いじめ:千葉県市川市

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から千葉県市川市に避難し、市立中学校に転入した生徒が、同級生から「放射能」などと言われるいじめに遭っていたことがわかった。

 2月27日の市川市議会で、市教委事務局が事実関係を明らかにした。

 いじめは数年前に発生したという。転入した生徒がほかの生徒と口論になった際、相手の生徒から「放射能」などと言われたとしている。学校側は発言を把握したのちに指導し、学校や相手側の生徒・保護者は当該生徒側に謝罪したという。当該生徒はすでに卒業したとだけ明らかにされ、詳細な時期や学年・性別などは明らかにしなかった。

 震災・原発事故避難を理由としたいじめは、各地で相次いで発覚している。今回も新たに、原発事故が要因となったとみられる事案が発覚したことになる。

 いじめそのものが許されることではなく、発見次第適切に対応し、被害を最小限に抑えることが重要である。

 一方で、いじめに遭ったのがたまたま避難者だったというより、震災・原発事故避難を理由として言いがかりや嫌がらせを受けたと思われるいじめの事例も多く報告されている。震災・原発事故といじめの関係についても、踏み込んで検討すべきではないだろうか。

(参考)
◎原発避難の生徒に「放射能」 千葉・市川の中学でいじめ(朝日新聞 2017/2/27)

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