加害者より校長が重い処分:広島の「体罰」事件

 広島県教育委員会は7月10日、「体罰」を繰り返したとして広島県立西条特別支援学校の男性教諭(47)を戒告処分にしました。


 また事件を把握しながら広島県教育委員会への報告を怠っていたとして、同校の男性校長(59)も減給処分にしています。
 教諭は2008年5月、中学部1年生の男子生徒を殴りました。また2009年2月には、「大声を出した」などとして中学部1年生の女子生徒の口にタオルを詰め込むなどしました。2009年の事件については、目撃した別の男子生徒が保護者に話したことで発覚しました。加害者の教師はさらに、事件を目撃して保護者に話した生徒に対して「あることないことを言っているだろう」などと脅しました。脅された生徒は不登校に追い込まれたということです。
 また校長は「軽微な事件だと思った」として報告を怠ったことが問われています。
 懲戒処分自体は当然検討されるべきことだといえます。しかし懲戒処分の軽重や発表方法については疑問です。
 加害者の教師は匿名発表で戒告、校長はさらに重い減給処分を受けた上に実名発表もされています(加害者の教師が匿名であり、当方でも実名を把握していないため、加害者の実名を書けないのに校長の氏名だけ実名で書くのはどうかという判断があり、校長の氏名は当ブログには記載しない判断をしています)。
 しかし加害者の教師は匿名発表で、しかも直接の加害者にもかかわらず、監督責任を問われた校長より軽い処分というのもどうかと感じます。しかも口封じのために目撃した生徒を脅すなど言語道断です。
 校長が減給相当なら、加害者の教師は実名公表の上で停職処分以上が妥当なのではないかと強く感じます。