「体罰」で骨折させた教諭を停職:近大福岡高校

 福岡県飯塚市の近畿大学附属福岡高校で、男性教諭(30代)が2年生男子生徒に足払いを加え骨折させるけがを負わせたとして、停職1週間の処分を受けていたことがわかりました。

 事件は2009年5月27日に発生しました。担任クラスの生徒が遅刻したとして、この教諭は該当生徒を階段の踊り場に連れ出し、足払いを加えて転倒させたということです。生徒は足の指を骨折するけがを負いました。学校側は6月2日付で、教諭を停職1週間の処分としたということです。
 近畿大学附属福岡高校といえば、14年前の1995年7月、商業科教員が女子生徒に暴行を加えて死亡させた「体罰死」事件が起こった学校(事件発生当時の学校名は近畿大学附属女子高校。その後共学化・改称)です。1995年の暴行致死事件では、地域ぐるみで被害者や遺族への悪質な中傷がおこなわれるなどの事態も生まれています。また当時、学校ぐるみで暴力を容認・正当化する体質があったことも指摘されています。
 今日でもいわゆる「体罰」やそれに類する教師の暴行は廃絶されていません。しかも過去に重大事件が発生している学校で、教訓が全く生かされていないことが明らかになるなど論外です。