桐生市いじめ自殺、死亡見舞金支払う内容で和解成立

 群馬県桐生市立小学校6年だった女子児童が2010年10月に自殺し、学校でのいじめが原因と指摘された問題があった。

 この事件に関して、学校災害共済業務をおこなう「日本スポーツ振興センター」が遺族側に死亡見舞金を支払わない決定をしたことを不服として、遺族側が給付を求めた訴訟で、東京高裁で2月17日に和解が成立した。遺族側の請求通り死亡見舞金約2800万円を支払う内容。

 児童の死亡場所が自宅で学校管理外と判断したことや、いじめと自殺との因果関係がはっきりしないとして、センター側は死亡見舞金の不支給決定をしていた。裁判ではその判断の是非が問われた。

 一審宇都宮地裁では、いじめと自殺との因果関係を認めて、請求通り2800万円の支払いを命じた。センター側は東京高裁に控訴したが、和解協議が設けられていた。

 このいじめ自殺事件をめぐっては、センターを相手取った訴訟の他、群馬県や桐生市を相手取った訴訟、いじめに加担した同級生を相手取った訴訟の計3件の訴訟があった。他の2件の訴訟はすでにいじめを認めるような内容で和解が成立している。今回の和解成立で、訴訟はすべて終結したことになる。

 自殺事件発生から6年4ヶ月経って、裁判上は一区切りとなったことにはなる。その一方で、いじめ事件が起きても小さなうちに解決する方法をとっていくことが、引き続き重要になってくる。

(参考)
◎小学生のいじめ自殺訴訟で和解成立 東京高裁(NHKニュース 2017/2/17)
◎<小6いじめ自殺訴訟和解、7年目で全裁判終了…父「本当に長かった」、母泣き崩れる(弁護士ニュースドットコム 2017/2/17)

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