大阪・西淀川児童虐待死事件:有識者会議の提言

 大阪市西淀川区の小学校4年生女子児童が母親や同居の男から虐待を受け2009年4月に死亡した事件で、専門家らで作る「大阪市児童虐待防止支援委員会」は7月9日、提言をまとめました。

 提言では「2009年3月に欠席が続き、担任教諭が家庭訪問したものの面会を断られた時点で児童相談所に通告していれば、死亡を防げた可能性がある」と指摘しています。
 死亡した児童について、学校が体のあざなどを発見して「虐待の可能性があるとして見守る」方針をとったことについては、「単に『見ている』だけでは意味がない」と指摘しています。
 その上で再発防止策として、関係機関への相談・通告、教職員が虐待を疑った際の相談窓口の設置、虐待への対応を学ぶ研修会など学校・教職員への支援や研修を強化することなどがあげられています。
 児童虐待は同じような事件がいくつも起きていることも多いですが、教訓がなかなか生かされにくい傾向があるようにも思えます。提言の内容は当然のものでしょうが、どれだけ具体化できるかが問われているといえます。