新潟市「菌」いじめ問題「避難との直接の因果関係はない」

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で福島県から新潟市に避難し、新潟市立小学校に通学している男子児童が同級生から「菌」などと呼ばれるいじめを受け、2016年11月には担任教諭もこの児童を「菌」と呼びかけた問題で、新潟市の第三者委員会「いじめ防止対策等専門委員会」は2月15日の会合で、避難といじめの間に直接的な因果関係はないと判断する見解をまとめた。

担任教諭が児童を「菌」と呼ぶ:新潟市
 新潟市立小学校で4年を担任している男性教諭が、担任クラスの男子児童の名前のあとに「菌」をつけて「○○菌」などと発言していたことが、12月2...

 委員会では、この児童が福島県からの避難者ということを多くの児童は知らなかったとして、因果関係はないと判断した。担任教諭の「菌」発言の直後から児童が一時不登校になったことは、教諭の発言が直接のきっかけとした。担任教諭の発言については「児童を傷つけた」などと指摘した。

 一方でこの事件に関連しては、保護者側は「震災・原発事故での避難との因果関係があるのではないか」と疑っているとされている。

避難児童に「菌」いじめ、原発事故と因果関係あると訴え:新潟
 新潟市立小学校4年の男子児童が同級生らからいじめを受け、担任教諭から「菌」などと呼ばれて登校できなくなった問題で、児童の母親は「原発事故か...

 小学校3年の頃に、授業で原発事故を扱った際に、この児童が地震の避難体験を発言した直後からいじめが始まったことなどが、根拠としてあげられた。これらの情報は、どう扱われたのだろうか。

(参考)
◎新潟避難児童いじめ 不登校と震災の関連を否定 第三者委(毎日新聞 2017/2/16)