一宮市中3自殺「担任教諭のいじめ」と学校側が説明:愛知

 愛知県一宮市立浅井中学校3年の男子生徒が2月6日に自殺した事案に関連して、学校側は2月12日夜にPTAの臨時総会を開き、自殺事件についての説明をおこなった。

 学校側は、「担任教諭による生徒いじめなどの問題があった」と説明したという。出席した保護者にマスコミがインタビューして、明らかになった。

 この問題では、最初に一宮市教育委員会が事案を公表した2月10日の時点では、生徒の自殺については「いじめなどの心当たりはない」としていた。

 一方でマスコミ報道では、生徒・保護者が担任教諭とトラブルになり、不信感を持っている、学校側も対応していたなどとする保護者側の声が取材されていた。

 一宮市教委は翌2月11日に改めて記者会見した。その席上で、生徒・保護者と担任教諭とのトラブルの概要が明らかにされ、前日の発表内容を一部修正する形になった。

 発表によると、生徒は2016年9月、体育祭の組体操で両手の親指を骨折するケガを負った。保護者側が学校側に問い合わせた際、担任教諭が学校への事故報告を怠り、また保険手続きにも問題があったことがわかったとして、トラブルになっていた。

 生徒本人も担任教諭に不信感をつのらせていたという。学校側は別の教員にホームルームを担当させる、担任教諭が担当する授業をこの生徒が受けないように配慮する、進路指導担当を変えるなどの措置をとっていたとされる。

 また生徒は、担任教諭から、授業などで使うプリントの配布係などを押しつけられていたともする訴えがあったという。

 学校側が「いじめ」とまで表現するのは、トラブルの内容は報道などで発表されているものよりもさらに深刻で重大なものだったのではないかとも推測される。

 市教委は第三者委員会を設置する方針だという。まずは事実関係を詳細に調査することが重要である。

(参考)
◎中3自殺でPTA総会「担任によるいじめ」(CBCテレビ 2017/2/13)
◎一宮の中学3年自殺で市教委が会見(愛知県)(中京テレビ 2017/2/12)