いじめ相談に不用意発言、ショック受けて不登校に:山口市

 山口市立小学校に通う女子児童が同級生らからいじめを受けて不登校になっている問題で、いじめを訴えた児童に対して担任教諭が面談した際、「先生に超能力があったら加害者を見つけられるのに」などと発言していたことがわかった。児童は「教師は、いじめに真剣に取り組んでくれない」と受け取り、直後から登校できなくなったという。

 いじめは2015年夏頃から始まった。当時4年生だった児童は、同級生から悪口を言われるなどしていたっという。2016年1月には、児童の机に「しんでよね」と書かれたメモが入れられ、その後も断続的に「しね」「ころす」などと書かれたメモが複数回入れられた。2016年2月には、児童のランドセルに上履きで踏まれたとみられる汚れが付けられ、さらにその翌日には児童のランドセルに×印の傷が付けられた。

 児童の保護者は学校側にいじめ被害を訴えたものの、保護者によると学校側から「学校はいじめの実行者を特定する気はない」といわれたとしている。学校側は「いじめの実行者は特定できていない」とした。

 学校側は2016年2月・3月にそれぞれ保護者説明会をしたものの、いじめは続いた。児童は2016年3月と6月に一時登校できない状態になった。

 担任教諭の発言が出たのは2016年11月だという。担任教諭は2016年11月16日に児童と面談し、いじめについて話した。その際に担任教諭は児童に「どうやったら加害者は見つかると思う」「先生に超能力があったら加害者を見つけられるのに」という趣旨を話したという。

 児童はこのことに強いショックを受けて、翌日から登校できなくなった。母親は、児童が「加害者の話も何度もしているのに、超能力の話だなんてありえない」と落ち込んでいると、担任教諭に対して連絡帳で訴えた。担任教諭はこのことに対して、「気持ちがやわらぐといいなという思いで話をしていました。傷つけてしまったこと、とても申し訳なく思っています」と返事を書いたという。

 担任教諭の発言は、あまりにも不用意な発言ではないか。

(参考)
◎いじめ相談に担任「超能力あれば…」 翌日から不登校に(朝日新聞 2017/1/30)

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