神奈川県立神田高校不適切入試問題:被害者の一部と和解まとまる

 神奈川県立神田高校(平塚湘風高校に再編)の入学試験で、非公開の基準を独自に作って受験生22人を不正に不合格にしていた問題がありました。この問題について神奈川県は6月17日、元受験生4人と和解がまとまったことを発表しました。


 和解は精神的苦痛に対する慰謝料と、私立学校に進学した生徒については公立高校との学費の差額などを支払うなど経済的損失に対する補償から成り立っています。経済的損失については個別に算定したため、各被害者間には賠償額に差があります。
 一方で残りの元受験生については和解に達していません。
 不正に不合格にされたことで、被害者の人生は大きく変わってしまいました。また問題が発覚した当時、学校の行為を正当化するような論調の記事を『産経新聞』が繰り返し出すなど、被害者への中傷もおこなわれました。そのことを考慮すると、和解といってもすぐにはできるものではないでしょう。
 「お金の問題ではない」としている元受験生もいるということです。すべての元受験生との和解にはしばらく時間がかかりそうです。