顧問教諭の暴力・暴言で精神的苦痛受けたとして提訴:鹿児島

 鹿児島県北薩地域の鹿児島県立高校に通っていた男子生徒が、在学中の2014年、所属していたバレーボール部で顧問教諭から繰り返し暴力や暴言を受けたことや、学校側も「体罰」防止の安全配慮義務を怠ったことで精神的苦痛を受けたとして、生徒と両親が1月24日、鹿児島県に対して約160万円の損害賠償を求める民事訴訟を鹿児島地裁に起こした。

 訴状などによると、生徒は2014年度に同校に入学し、バレーボール部に入部した。顧問教諭は部活動の指導中、複数回にわたり、プレーミスなどを激しくなじったり、平手打ちや足蹴りなどの暴力を加えた。生徒は「体罰」によって突発性難聴を発症した。

 また生徒は2014年10月、練習中に靭帯損傷のケガをしたが、教諭は生徒に対して「体が動けるのなら、うそつきだ」「松葉づえなんて置いておけ。ちゃんと自分の足で歩け」などと暴言を吐いた。

 生徒は2015年11月、別の学校への転校を余儀なくされた。鹿児島県教委は教諭の行為を認定し、2016年2月に減給処分にしている。

 教諭の行為は悪質極まりない。報道によると、生徒の父親は「大切な息子の人生を変えた行為で、許すことはできない」(読売新聞2017年1月25日『部活で顧問体罰 高校生ら県を賠償提訴』)などと話している。それくらい厳しく批判されるべき行為である。

(参考)
◎「教師の体罰で精神的苦痛」 県に損害賠償求め提訴(鹿児島テレビ 2017/1/24)
◎部活で顧問体罰 高校生ら県を賠償提訴(読売新聞 2017/1/25)