生徒への暴力で剣道部顧問教諭を停職6ヶ月:千葉

 千葉県鴨川市立中学校の剣道部顧問の男性教諭(39)が剣道部の指導中、女子生徒に暴行を加えて入院加療を要するほどのケガをさせたとして、千葉県教育委員会は1月18日、当該教諭を停職6ヶ月の懲戒処分にした。

 この教諭は2016年11月1日午前7時40分頃、剣道部の早朝練習中に女子生徒の練習に対して「集中力が途切れた」とて、正座させて竹刀で殴り喉を突くなどした。

 直後の学級活動で、生徒が泣いているなど様子がおかしいことに気づいた担任教諭が事情を聴き、暴行が発覚した。生徒は脳しんとうの疑いで33日間入院し、退院後も通院している。

 当該教諭は剣道の有段者だという。またこの教諭は2010年度からこの中学校で剣道部を指導していたが、少なくとも2014年から別の複数の剣道部員に「体罰」を繰り返していたことが問題になっていた。

 極めて悪質な暴行であり、教育にも値しない。情状酌量の余地などない。停職6ヶ月でも甘いのではないか。

 2003年には和歌山県立高校で同様に、当時の剣道部顧問教諭が、指導と称して生徒を竹刀で殴りつけるなどして大怪我をさせる事件が起きている。教諭は停職処分を受けた。当該教諭はその後、地裁で有罪判決を受け教員免許が失効したという報道があったが、上級審で覆されたのか欠格期間をすぎて再取得したのか不明なものの、数年後に大阪府内の私立高校に採用されて剣道部顧問を務めたのち、2011年以降は和歌山市議になっている。

 また1996年以降数年間にわたり、大阪市立中学校の剣道部顧問教諭が生徒に「指導」と称した暴行や性的虐待行為を繰り返したことが数年後に発覚し、被害者側からの訴えや訴訟の結果事実関係が認定されたとして、2008年に当時の顧問教諭(教頭に昇進し、教育センター勤務)が懲戒免職処分になった事例もあった。

 今回の事件は、上記2件の事件と同様の悪質さを感じる。

(参考)
◎竹刀で生徒の頭たたく=剣道部顧問を停職-千葉(時事通信 2017/1/18)

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