チャレンジテスト、学年の半数が欠席:大阪府の中学校

 大阪府の公立中学校1・2年生全員を対象に1月12日に実施された「チャレンジテスト」で、大阪府南部のある中学校で、2年生の半分以上が欠席していたことがわかった。

 学校や地元教育委員会によると、2016年12月に教員がテストについて説明し、テストの結果次第では調査書の評定(いわゆる内申点)が下がるという話などをした。その際に生徒から「体調不良で欠席した場合はどうなるのか」という質問があった。教員は「その場合は休んでいいが、がんばれ」などと回答したという。

 その後生徒の間では、「休んで良いと教員が言った」「内申が下がるなら休もう」という話が広がり、当日は学年の半数以上が「体調不良」「家庭の事情」名目で欠席した。

 この経過は、「チャレンジテスト」のシステムそのものの重大な欠陥点を示す形になっている。「チャレンジテスト」では、1・2年生についてはテストの点数と学校側が付けた評定との間に乖離があると、テストの点数に基づいて評定を修正させられる。また3年生については、学校の平均点によって学校側が各生徒に評定をつける範囲を指定され、間接的な形ながらも評定の補正がおこなわれることになる。

 ということは、成績の振るわないと見込まれる生徒は受験しないほうが得ということにもなるし、とりわけ3年生にとっては学校の「集団戦」となって学校の生徒間でも不要な対立を生み出す要因となる。

 「チャレンジテスト」の仕組み自体、維新府政での場当たり的な高校入試「改革」が背景にある。調査書の評定(いわゆる内申点)を相対評価から絶対評価に変えた際、「各学校毎に評価に偏りがあるから全府的な統一テストで補正する」としたことが、導入のきっかけとなっている。そのことで逆に、受験競争が激化したり、学力を「テストの点数一辺倒」と狭くとらえて、点数を上げるための対策に巻き込もうとする風潮が強まることが危惧される。いわば、全国学力テストで指摘された問題点を、大阪府の範囲でさらに先鋭化させたものとなっている。

 橋下徹は案の定というか、ツイッターで言い訳して責任転嫁。

 しかしこのような仕組みを作ったのは、橋下とそのお仲間であることは、強く指摘されるべきであろう。

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