大阪府、中学校1・2年向け「チャレンジテスト」実施

 大阪府の公立中学校を対象にした統一テスト「チャレンジテスト」が1月12日に実施された。今回は1・2年生が対象となった。

 「チャレンジテスト」は、1・2年生は1月に、3年生は6月に試験日程が組まれる。学校の平均点によって学校側が個別の生徒に対してつける調査書の評定(いわゆる内申点)の範囲を指定し、補正をおこなうことになる。

 大阪府では、高校入試の際の調査書の評定(内申点)が、学校内の順位によって決まる相対評価から、個別の生徒の到達度に応じて決まる絶対評価(到達度評価)に変更されたことを受け、「チャレンジテスト」を導入して各学校間の評定の補正をおこなうことにした。

 しかしそのことで、1年から受験競争に追われること、個別の生徒の成績ではなく学校平均点によって左右されることで学校内での人間関係に影を落とすことなどが指摘されている。

 とりわけ、学校平均点によって評定が左右されることは、成績の振るわない生徒に「迷惑をかけているのではないか」という過剰な劣等感を抱かせたり、誰々が足を引っ張ったかのようないじめ・人間関係の悪化を生み出す恐れにもつながる。

 またこのテストによって、授業についても、学力概念を「いかにテストの平均点を向上させるか」という狭いとらえ方へと矮小化させ、テスト対策の授業が横行させられる危険性もある。

 このようなことが好ましいとは思えない。