川越市いじめ・集団暴行重体事件、市・原告双方が控訴:埼玉県

 埼玉県川越市立中学校2年だった男子生徒が2012年1月、同級生から集団暴行を受けて意識不明になり寝たきりの状態が続いている事件について、川越市は1月4日、市の安全配慮義務違反を認めて市と加害生徒が連帯して約1億4000万円の損害賠償を命じたさいたま地裁川越支部判決(2016年12月22日)を不服として控訴した。

いじめ・集団暴行で重体、民事訴訟で学校の安全配慮義務違反認定
 埼玉県川越市立中学校2年だった2012年1月、同級生3人から集団暴行を受けて重体となり寝たきり状態が続いている現在19歳の男性と保護者が、...

 この事件については、被害生徒が中学校入学後日常的に、加害生徒からいじめを受けていたことが指摘されている。集団暴行事件もそれと密接に関連して発生している。しかし川越市は「冬休みに、学校の通学路とは離れた場所で発生した」と主張し、学校の責任の範囲外だとして、「学校や教員がどこまで責任の範囲を負うべきか、再度判断を仰ぎたい」と控訴を決めたという。

 一方で生徒の家族側も同日付で、介護費用が認定されなかったことなど被害認定範囲が不十分として控訴した。

 生徒側の控訴は理解できることではあるが、川越市が控訴してまで争うことは、理解に苦しむものだといわざるをえない。

(参考)
◎<いじめ中2重体訴訟>川越市が控訴 学校の責任範囲、再度判断を(埼玉新聞 2017/1/5)

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