「校則違反」生徒の髪を切る行為を常習的に繰り返す:富山県の高校

 富山県立水橋高校(富山市)で2017年度、頭髪検査で「校則違反」とされた生徒計44人に対し、教諭が生徒の髪を切る行為をおこなっていたことが、2月9日までにわかった。

 同校では月に1回、服装指導と称して生徒の服装や髪の毛をチェックしている。頭髪については、男女とも前髪は眉にかからない長さ、男子の側頭部は耳に掛からない長さ、女子の長髪はゴムでとめるなどと校則で定めているという。

 違反が見つかった生徒に対して、教師が髪を切るなどしていた。切った髪の長さは数ミリだったという。

 外部からの指摘を受けて学校側が調査したところ、教諭6人が「生徒の頭髪を切ったことがある」と認めた。校則違反として、生徒の了解を得たと釈明している。

 校長は、外部からの指摘を受けるまで、教師が生徒の頭髪を切っていたという事実を把握していなかったと話している。

 校則違反を口実に頭髪を切るような指導は人権侵害行為であり、全くの論外である。そもそもこのような校則自体に合理性がない。生徒の了承を得たとしているものの、実質的な強要ではないか。

(参考)
◎生徒44人の頭髪切る 水橋高教員6人(北日本新聞 2018/2/9)
◎生徒44人の髪切る、高校側「服装指導の一環」(読売新聞 2018/2/9)