青森市中2いじめ自殺、加害生徒を児童相談所通告

 青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が2016年8月にいじめを苦にして自殺した事件で、青森県警少年課と青森南署が12月20日までに、インターネット上の「LINE」にこの生徒への中傷を書き込んでいたなどとして、生徒数人を侮辱などの疑いで調査し、児童相談所に通告したことがわかった。通告対象となった生徒はいずれも、刑事責任が問われない14歳未満だった。

 いじめ問題に関連して、警察がネット上での中傷を調査対象にしたのは異例だという。

 この問題では、この生徒が学校で無視や暴言を受けていたという情報のほか、ネット上で「うざい」「きもい」「死ね」など粗暴な言葉を日常的に書き込まれていたことが指摘されている。被害生徒と家族は、いじめを理由に近隣の中学校への転校も視野に入れて検討していたものの、「加害者グループはインターネットを通じて他校の生徒とつながっている。転校しても加害者から転校先に情報が伝わっていじめの対象になるのではないか」と恐れて、転校を断念せざるを得なかったとも報じられている。

青森市いじめ自殺:ネットいじめの転校先への波及恐れ転校を断念
 青森市立浪岡中学校2年の女子生徒が8月25日に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題で、自殺した生徒本人も含めた家族が転校を検討していた...

 ネット上とはいえども、人を傷つけるような粗暴な言葉は許されない。当事者の生徒へは適切な対応が求められるが、同時にこのような中傷を未然に防ぐ・仮に被害が出ても最小限に抑える手段を、考えていかなければならない。

(参考)
◎生徒数人、児相に通告=中2女子自殺で―青森県警(時事通信 2016/12/20)
◎ネットで中傷、生徒数人を児童相談所へ通告(東奥日報 2016/12/20)