「生徒自殺は担任教諭からのいじめが原因」として提訴:愛知・一宮市

 愛知県一宮市立浅井中学校3年だった男子生徒が2017年2月に自殺したのは担任教諭からいじめを受けたことが原因で、学校側も対応も不適切だったとして、生徒の遺族が2月6日、一宮市に対して、損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁一宮支部に提訴した。

 提訴の日は生徒の一周忌にもあたる。請求金額などについては、マスコミに対しては明らかにしないとしている。

 生徒は2017年2月6日夜、自宅のある一宮市から電車で大阪に移動し、JR大阪駅前の商業施設「グランフロント大阪」7階から飛び降り自殺した。生徒は「担任に私の人生全てを壊された」とする遺書を、ゲーム機のメモ機能に残していた。

 この生徒は体育祭の組体操で骨折したことの事後対応をめぐり、担任教諭との関係が悪化していた。また、担任教諭がこの生徒にだけ学級のプリント配りを日常的に押しつけるなど、この生徒を標的にしたいじめとも受け取れるような、不適切な対応が複数指摘された。

 担任教諭のいじめ行為、そして学校側の対応が不適切だったこと。訴訟は今後どういう展開になるのかはわからないが、少なくとも市教委は遺族側に誠実な対応をとっていく必要があるのではないか。

(参考)
◎中3自殺で一宮市を提訴=両親「担任ら対応不適切」―名古屋地裁支部(時事通信 2018/2/6)