児童のノートを「悪い例」として見せしめにして指導:高松市の小学校

 香川県高松市立小学校で2016年5月、「ノートの書き方」の悪い例の指導として、担任教諭がある児童1人のノートを持ち主がわかるような形で掲示し、問題点を他の児童に指摘させるような不適切指導をおこなっていたことが12月8日までにわかった。高松市教育委員会は当該教諭に口頭注意したという。

 教育委員会によると、「宿題のノートの書き方」の指導として、ある児童のノートを黒板にマグネットで貼り付けて掲示した。そのうえで、他の児童に対して、ノートの悪い点を指摘するよう発問をおこなった。

 児童が黒板からノートを取り戻そうとした際に、教諭は阻止しようとつかみかかった。その際に教諭は児童の首付近に擦り傷を負わせた。教諭は直後に手を離したが、児童はその際にバランスを崩して転倒した。

 事情を知った学校側は、当日中に教頭が担任教諭を連れて自宅に出向き、保護者に謝罪した。児童はその後も登校を続けているという。

 このような指導は、不適切極まりない。特定の児童を名指しして「劣る」扱いで見せしめにするとみられかねないものであり、教諭の行為をきっかけにいじめにもつながりかねないような、極めて危険な人権侵害である。こういう「指導」は、決してあってはならない。

(参考)
◎「悪い例」と児童のノート貼り出す 高松の小学校担任(朝日新聞 2016/12/8)
◎ 高松の小学校 児童のノート「悪い例」 掲示の教諭注意(毎日新聞 2016/12/8)

スポンサードリンク
スポンサードリンク

シェアする

フォローする