中学校教師が生徒いじめで不登校・精神障害に追い込む:兵庫・西宮市

 兵庫県西宮市は11月22日、市立中学校で2012年に女性教諭(58)が当時中学校2年だった男子生徒に対して不快なあだ名で呼ぶなどのいじめを繰り返し不登校に追い込む事案があったと発表した。

 被害生徒は精神障害を発症したなどとして、被害生徒側が調停を申し立てた。2016年10月26日付で調停が成立して解決金225万円を生徒側に支払ったという。

 新聞報道によると、2012年9月から12月にかけて、この女性教諭が授業中などに被害生徒の名前をもじって「エロ○○」と不快なあだ名で呼ぶ行為を繰り返した。また「姿勢が悪い」と生徒の尻に膝を当てたり、髪を引っ張るなど不適切行為も繰り返した。

 生徒の両親から学校側に苦情があり、学校側は教諭を口頭注意したという。教諭は「ほかの子どもが呼んでいたのをまねた。(いやらしい話をしないよう)注意喚起するつもりだった」と釈明したとされる。しかし生徒は学校を休みがちになり、転校を余儀なくされ、2013年には精神障害の診断を受けたという。

 生徒側は2016年2月、西宮市に対して約1961万円の損害賠償を求める民事調停を申し立てていた。

 教諭の行為は、完全にいじめとして扱われるべき悪質な内容である。決して「指導」とはいえないし、「不適切な指導」というようなものではない。不快なあだ名は「ほかの子どもが呼んでいたのをまねた」とは、完全にいじめの尻馬に乗り、また教師がいじめを先導しているということにもなる。

 法的には一定の区切りとはなるが、生徒の受けた被害を考えると辛いものがある。西宮市は国家賠償法に基づき、当該教諭に相当額を求償すべきではないか。

(参考)
◎女性教諭、生徒に侮蔑的あだ名 西宮市が解決金(神戸新聞 2016/11/22)