須賀川いじめ自殺、調査報告書の内容が報じられる:福島県

 福島県須賀川市立中学校1年の男子生徒が2017年1月に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題に関して、朝日新聞社が「いじめ問題専門委員会」の調査報告書の情報公開請求をおこない、1月15日付で開示されたと報じている。

 朝日新聞2018年1月16日付『福島)追い詰められた末、悲劇 須賀川いじめ自殺報告書』によると、いじめは2016年4月の中学校入学直後から始まったという。

 日常的な悪口やからかい。生徒に触った直後に「菌が付いた」と称して、他の生徒に触ることで「菌を移す」と騒ぐ「菌回し」と称する行為。生徒の名前と「ハゲ」「ゴミ」を組み合わせた不快なあだ名で呼ぶ行為。――そういったいじめの内容が指摘されている。

 一方で学校側については、担任が気づき次第指導していたというが、専門員会の調査では担任らの指導を「抽象的」と指摘しているという。

 生徒は学習面での課題を抱えていたことも加わり、いじめが追い打ちをかけるような形になって追い詰められたとも分析されている。

 いじめに対する対応が「抽象的」と指摘されたことは、重要な指摘ではないか。通り一辺倒の対応ではなく、生徒の実態に応じた個別具体的な指導を図っていかなければならないということを示していることにもなる。