長崎県中学生いじめ自殺訴訟:県・町は請求棄却求める

 長崎県新上五島町立奈良尾中学校(五島列島・中通島)3年だった男子生徒が2014年1月に自殺したのはいじめが原因だとして、遺族が長崎県や新上五島町を相手取って約6250万円の損害賠償を求めて訴えていた民事訴訟の第1回口頭弁論が、10月31日に長崎地裁でおこなわれた。県・町とも請求棄却を求めた。

 このいじめ事件では、自殺した生徒に対して、暴言や「消えろ」などの落書きがされるなどのいじめがあった。第三者委員会の調査では「過酷ないじめを受け続け、それが原因で自殺した」と認定している。

 いじめがあったことを認めながら請求棄却を求めるのは、腑に落ちない。いじめ被害を隠蔽し、二次被害を与えることになるのではないか。

(参考)
◎長崎中3いじめ自殺、県と町側は争う姿勢 第1回弁論、遺族側請求の棄却求める(産経新聞 2016/10/31)