部活動指導中の暴力・暴言などで中学校教諭懲戒免職:横浜市

 横浜市教育委員会は10月20日、顧問を務めていた女子バレーボール部の生徒に「指導」と称して暴力や暴言、セクハラ行為を繰り返したとして、市立上の宮中学校(鶴見区)の田井哲彦教諭(49)を懲戒免職処分とした。

 田井教諭は、少なくとも2014年8月頃から2016年2月にかけて、生徒の顔面にボールをぶつけて目にケガを負わせる、尻や太ももを蹴りつける、「負けたのはお前のせいだ」「次やったらぶっ飛ばす」「部活をやめろ」などと罵倒する、容姿などを馬鹿にする暴言を吐く、胸を触るなどの暴力行為やセクハラ行為を常習的に繰り返していた。被害にあった生徒は延べ26人になるという。

 2015年11月以降、田井教諭の暴力や暴言に関する複数の情報が教育委員会に寄せられて発覚した。同教諭は調査に対して、「部を強くするためにやった」などと正当化し、生徒への謝罪などはないという。

 また田井教諭は、前任校に勤務していた2012年にも「体罰」が問題となり、口頭注意処分を受けていた。懲戒免職処分は、前任校での行為も加味したとされる。その一方で前任校での「体罰」や口頭注意の情報は、異動先には伝わっていなかった。

 「体罰」を理由としての懲戒免職事例はここ10年ほどでも数例しかないほどまれではあるが、このような悪質な人物の懲戒免職は当然である。その一方で「体罰」で懲戒免職にされた人間は、ほぼすべての場合、当該人物は不服申立てを訴えて裁判などでごねている。今回も本人が全く反省していない以上、そういう行為があることも想定されるが、毅然と対応すべきである。

(参考)
◎中学校部活顧問 生徒に体罰やわいせつ行為で懲戒免職(NHKニュース 2016/10/20)
◎中学教諭が体罰、セクハラ=前任校でも、懲戒免職-横浜(時事通信 2016/10/20)
◎体罰・暴言 中学のバレー部顧問を懲戒免職(日本テレビ 2016/10/20)