横浜市中学生副読本、改訂版でも「関東大震災時の朝鮮人虐殺」記載へ

 横浜市教育委員会が発行する中学生向け副読本の改訂版原案から「関東大震災時の朝鮮人虐殺」の記述が消えていた問題で、横浜市教委は10月7日、改訂版以降でも記載を前提に編集作業をおこなうと表明した。

 この問題では一部市議の政治的な議会質問の動きなどもあり、2012年度版以降では「軍隊や警察も関与した」とする表現が消えていた。2017年度より全面改訂して新しい副読本を配布することになったが、2016年9月までに市民団体が情報公開で入手した新副読本の記述の原案では、関東大震災の朝鮮人虐殺の史実そのものが掲載されていないことがわかったとして問題になっていた。

 仮に記述が消えた場合、歴史的な事実を隠すという意味でも、重大な問題になる。記載を前提にした編集作業がおこなわれているのならば、一歩前進ではある。その一方で、どのような記述になるかの詳細は不明であり、引き続き注視していく必要もある。

(参考)
◎「朝鮮人虐殺」記載へ 横浜市教委の副読本(神奈川新聞 2016/10/7)

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