学校でのプール水死事故、校長らを略式起訴

 福島県相馬市立桜丘小学校のプールで2007年8月9日、夏休み中のプール開放で泳いでいた1年生児童が水死した事故で、相馬区検は4月17日、業務上過失致死罪で当時の校長・教頭・アルバイト監視員2人の計4人を略式起訴しました。

 校長や教頭については、同校の体育主任が作成したプール監視員用注意書に事故の際の対応が記されていなかったにもかかわらず、そのことを見落として、体育主任への指導・主任を通じた監視員への指導で具体的な事故防止指導をしなかったことが問われています。各学校は、文部科学省が通知した安全標準指針に基づいてプールの管理マニュアルを作成することになっています。
 監視員については、プール全体が見渡せないベンチに腰をかけるなどし、児童の注視を怠ったとしています。
 この事件については2008年12月、相馬市が賠償金約4900万円を支払う内容で示談が成立しています。
 心情的にはこのようなケースで特定人物の刑事責任を問うのは難しいのではないかという気もしないでもないですが、法的な手続きの面ではともかく、学校教育の立場からはより安全な指導のためには何をなすべきかという教訓を引き出していき、同種事故再発防止に役立てるということが重要になってくるといえます。

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