重度脳性マヒの児童、小学校に入学:熊本市

 『西日本新聞』(熊本版)2009年4月11日付朝刊によると、熊本市の小学校に、脳性マヒで重度の障害を持つ女子児童が入学したということです。

 記事によると、母親は当初、児童を特別支援学校に就学させることを考えていました。しかし児童の姉が「妹と同じ学校に通えないの」とつぶやいたことから考え直し、小学校に通わせられないかと学校側に相談しました。学校側も親身に対応し、その結果小学校に特別支援学級が設置されることになったということです。
 一部には「特別支援学校は障害者差別」と単純化してとらえる向きもありますが、今回のケースはそういうものとは根本的に異なるといえます。児童にとって何が最善かという観点からあらゆる可能性をさぐり、希望に沿った対応をとった結果だといえるでしょう。
 この児童のケースではうまく希望がかなえられたといえますが、一方で同様のケースでトラブルになっているケースは全国的にいくつかあるといいます。新聞報道されたものだけでも、先日報じられた奈良県の車いす女子生徒の中学校入学問題などがあります。
 こういった障害児受け入れに関わる報道を読むたびに、児童・生徒にとってどのような対策が最善なのか、周囲の受け入れ態勢をどう作っていくのか、考えさせられます。
(参考)
「姉妹一緒に通いたい」 脳性まひの栞音ちゃん 小学校に入学 熊本市(西日本新聞・熊本版 2009/4/11)

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