七生養護学校校長処分問題:二審も処分取り消し

 東京都立七生養護学校(現・七生特別支援学校)で2003年、性教育に対して右翼都議が敵視をおこない、それを受けた東京都教育委員会が校長や教職員の処分をおこなった問題がありました。このうち当時の校長が停職や降格の処分を受けたことを不服として処分取り消しを求めた訴訟で、二審東京高裁は4月9日、処分取り消しを命じた一審東京地裁判決(2008年2月25日)を支持し、東京都の控訴を棄却しました。

 判決では一審と同様、処分を違法と結論付ける一方で、性教育についての判断は避けています。
 七生養護学校問題では校長の処分に関する問題とは別に、教職員や保護者らが訴えている訴訟もあります。2つの訴訟とも、これまで出たすべての判決(校長処分問題の一審・二審、教職員らの訴訟の一審)で、東京都や右翼都議の言い分が退けられています。教職員らの訴訟については東京都が控訴して高裁で審理中だということです。
 東京都は上告する可能性も考えられます。しかし東京都の主張には無理があり、上告すべきではありません。

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