名古屋市中1いじめ自殺:「いじめが原因の一つ」調査報告書まとめる

 愛知県名古屋市西区の市立中学校1年だった男子生徒が2015年11月に自殺し、背景にいじめが指摘されていた問題で、名古屋市教委の第三者委員会が8月31日までに「いじめが原因の一つ」「学校側の対応も不十分だった」とする報告書をまとめていたことがわかった。

 生徒は2015年11月1日、名古屋市営地下鉄鶴舞線庄内通駅で列車に飛び込み自殺した。生徒は自殺直前に自宅を出た時に、「学校や部活でいじめを受けている。弱いなと言われていた」「もう耐えられない。だから自殺しました」とするメモを残していた。メモを見つけて驚いた家族が生徒の携帯電話に連絡を入れると、生徒は電話に出て「大丈夫」など答えたが、その直後に自殺した。

 生徒のメモにはいじめ加害者などを名指しする記述はなく、学校側は当初「現時点ではいじめを確認していない」としたという。

 第三者委員会は2016年2月以降、同級生や教師らから聞き取り調査をおこなった。調査の結果、生徒の体型についての悪口を言われていたこと、部活動で「弱い」と言われていたこと、弁当を勝手に食べられたことを認定し、これらの行為を「いじめ」と判断した。そのうえで、いじめも自殺の原因の一つになったとした。

 また担任教員の対応についても、生徒がいじめられやすい傾向にあったことを認識していたにもかかわらず、十分に対応しなかったと判断した。

 このような事件再発防止を図るためにも、事実関係を詳細にしたうえで、適切な再発防止策が必要ではないか。

(参考)
◎「いじめが原因の1つ」 名古屋の中学生自殺で報告書(NHKニュース 2016/8/31)

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