埼玉県知事、県教育委員主宰の教員塾の名誉会長に

 埼玉県教育委員・高橋史朗氏が理事長を務める「埼玉師範塾」の名誉会長に、埼玉県の上田清司知事が就任するということです。〔『毎日新聞』2006/4/28

 県教育委員が私的に主宰する団体の役員に、教育委員の任命権を持つ知事が関係することについては、文部科学省は「教育委員会と塾という公私の部分が分けられている限り問題がない」という見解を示しているとのことです。
 一方で、高橋氏は「新しい歴史教科書をつくる会」の元副会長であり、また上田知事も「つくる会」支持者です。上田知事は「つくる会」教科書採択推進をねらって、高橋氏を教育委員に任命したという見方もあります。
 また「埼玉師範塾」は埼玉県内の公立学校教員を対象に、指導力向上を目的にしたものだとされています。
 これらのことを総合すると、「埼玉師範塾」については、「特定の政治思想(とりわけ『つくる会』教科書支持の世論」)を教育に押しつけるようなものになっていくのではないのだろうか」「県当局の意に添う教員の育成を目指しているのではないだろうか」、などといったことをじっくりと見極めていく必要があるでしょう。

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