「体罰」・暴力で傷害罪に問われた教諭に有罪判決:愛媛

 担任クラスの生徒に暴行を加えケガをさせたとして傷害罪に問われていた愛媛県松山市立津田中学校教諭・林成樹しげき被告(49)に対し、松山地方裁判所は7月14日、罰金30万円の判決を言い渡した。

 被告は2015年12月、担任クラスの当時1年の男子生徒に対し、教室でボール遊びをしていたなどとしてこの生徒を投げ飛ばしたり身体障害者用のトイレに連れ込んで平手打ちするなどの暴力行為を加えた。その際に「殺してやろうか」などと脅すような暴言も吐いた。生徒は全治2週間のケガを負った。

 被告は事件直後、保護者のもとに「体罰」を電話連絡した。保護者は最初は「うちの子がいたずらしたなら仕方がない」と軽く考えていたというが、ケガをして帰宅した生徒の状況を見て驚き、学校に抗議するとともに警察に被害届を出すなどしたという。被告はこの事件以前にも、「体罰」・暴力事件を度々起こしていた。

 判決では被告の行為を「感情に任せたもの」「明らかに指導の範囲を逸脱」とする一方、被告が損害賠償金を支払い、また教師を辞職する意向を示しているとして、「再発の恐れは低い」と判断して罰金刑を選択した。

 このような事件が「指導」ではないのは明らかである。この件について感情に任せた暴行と認定されたのは当然ではあるが、その一方でこのような事件を起こさせないような取り組みが必要となってくる。

(参考)
◎生徒に暴行の中学教諭に罰金30万円の有罪判決(南海放送 2016/7/14)

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