愛媛いじめ訴訟、訴訟から民事調停に切り替え

 愛媛県内子町立小学校に通っていた男子児童がいじめを受けて抑うつ状態になり転校を余儀なくされたのは、学校側の対応が不十分だったからとして、児童側が校長と教頭を相手取り損害賠償約50万円を求めて訴えていた訴訟で、児童側は7月12日までに訴えを取り下げていたことがわかった。児童側は改めて、大洲簡裁への民事調停申し立てを起こした。訴訟から調停に切り替えた形になる。

 児童は2013年以降、登校中に別の児童から押されて転倒させられる、授業中の発表をからかわれるなどのいじめを受けていた。抑うつ状態になり不登校・転校を余儀なくされた。

 校長は訴訟で、いじめがあった事実は否定しないが、いじめの内容について事実認識に相違があると反論していた。児童側は調停の申立書で、校長と内子町に対して、いじめの事実経過や再発防止策を書面でまとめて同校の児童や保護者に配布するよう求めている。

 法的手続についてはともかく、教育的観点からはいじめの事実関係をしっかりと認定したうえで、被害者ケア、および再発防止策がとられることが求められている。

(参考)
◎児童側が訴訟取り下げ /愛媛(毎日新聞 2016/7/12)
◎いじめで転校、学校の対処が不十分として損害賠償 児童側が訴訟取り下げ 愛媛・内子町(産経新聞 2016/7/12)