南国市中学生自殺、再調査行わない方針決める:高知

 高知県南国市立中学校3年だった男子生徒が2015年9月に自殺し、背景にいじめが指摘されている問題で、南国市は7月11日までに、いじめの再調査をおこなわない方針を決めた。

 この問題では、市教委が設置した調査委員会で3件のいじめがあったとされたものの、遺族側が「調査は不十分」として再調査を求めていた。

 調査委員会ではいじめの存在は確認したものの、いずれも1~2年次で、3年に進級してからは確認できなかったとした。一方で遺族側は、「自殺の約1ヶ月半前に、生徒の制服のシャツが破れる事件があった」「牛乳をかけられていたという証言を、複数の生徒から聞いた」と調査委員会の調査では指摘されなかった内容を指摘し、再調査を要望していた。

 しかし市は再調査を拒否した形になる。橋詰寿人市長が7月11日に遺族と面会し、「調査が尽くされていて再調査の必要がないと判断した」などと伝えた。

 新たないじめの事実が指摘されているのに、「調査が尽くされている」「再調査の必要がないと判断」とは理解に苦しむ。いじめ事件を曖昧にしたいのかと疑わざるをえない。

(参考)
◎中学生自殺 再調査行わず(NHK高知 2016/7/11)

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